第1回期日で、子の引渡し等の仮処分申立てを取り下げさせた事例 【弁護士 仲里】

相談内容

父親からのご相談で、父親を親権者と定めて協議離婚が成立。ところが、数カ月後に、子どもが虐待されている等として母親が代理人弁護士をたてて、子の引渡し等の仮処分の申立てを行ったことから、書面締め切りの1週間前にご相談にいらっしゃいました。

父親だって親権者になりたい。 【弁護士 仲里 歌織】

 離婚をめぐる相談時に、「父親は親権者にはなれないのでしょうか」「父親は親権を争っても不利でしょうか」、と心配をした様子で相談をうけることがあります。  たしかに、裁判例では、乳幼児にとって「母親の存在の重要性は疑いのな…

【シンポジウム】おかしくない?投票できても声は出せない ~どうなる高校生の政治参加~

高校生の政治活動の自由について、文科省は新たに通知等を出し、高校生の政治活動を全面的に禁止していた旧通達を廃止しました。

しかし、その内容は学内においては「政治的活動」を禁止し、学外においても届出制を許容する等、政治活動の自由や思想良心の自由等の観点から問題のあるものです。

文科省が定義する「政治的活動」の範囲は広く、届出制が導入されれば、シンポジウムへの参加や、演劇の観劇もテーマによっては学校に事前に届け出なければならないことになりかねません。また、「学校で『学費無料を!』と訴えたらダメなの?」、「Twitterやインスタもチェックされるの?」など、疑問や不安の声が聞こえてきます。

現役高校生・高校教諭・大学教授とともに、この問題について考え、特に「届出制」の問題点を明確にするために、シンポジウムを開催いたします。

ぜひご参加頂ければ幸いです。

開催日時 2016年6月1日(水)

開場 午後6時15分

開演 午後6時30分~午後8時30分

場  所 弁護士会館 2F クレオA

(最寄り駅:霞ヶ関駅B1出口直結)

入場料 入場無料

予  約 予約不要

内  容

第1部 問題提起

「高校生の政治活動をめぐり、今、何が起きているのか」

仲里歌織(弁護士)

第2部 話題提供

荒牧重人氏(山梨学院大学教授)

広田照幸氏(日本大学教授)

学生(現役高校生、18歳・19歳の卒業生)

高校教諭

主  催 東京弁護士会

共  催 日本弁護士連合会

問合せ先 東京弁護士会 人権課 03-3581-2205

平和的な抗議の力。グローリー明日への行進を観て思うこと 【弁護士 仲里 歌織】

 先日、キング牧師を中心としたアメリカでの公民権運動を描く映画「グローリー 明日への行進」を観てきました。  暴力での不当な排除を前に、自由・権利を求めて何度でも非暴力を手段として立ち上がる人々の姿に、心からの尊敬の念を…

お芝居「もがれた翼パート21(テーマ:特定妊婦)」のお知らせ 【弁護士 仲里 歌織】

東京弁護士会主催の、子どもたちと弁護士がつくるお芝居「もがれた翼」パート21を、以下の日程で上演します。

今年のテーマは「特定妊婦への支援」です。
毎年、虐待により命を奪われる子どもは全国で100人前後にのぼっており、うち0歳児が全体の4~5割を占めていると報告されています。

虐待死を防ぐために、若年妊娠等により妊娠期からの継続的な支援を特に必要とする「特定妊婦」を、関係機関が連携してサポートする仕組みの重要性が指摘されています。

今回は、特定妊婦への支援を取り上げることで、かけがえのない命が失われないために何が必要なのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。

ぜひ、多くの方のご来場をお待ちしております!

◆もがれた翼パート21 【ひとりぼっちの子守歌】

日  時 :2014年8月23日(土) 17時00分開演(16時30分開場)

*上演時間は概ね90分を予定しております。

場  所: 北とぴあ さくらホール(東京都北区王子1-11-1)

JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線王子駅5番出口より直結

*地図はコチラです。

主  催:東京弁護士会

*入場無料ですが、先着1300席になっております。

ストップ!少年法「改正」案の国会提出 【弁護士 仲里 歌織】

 少年法改正問題、あまり馴染みのないテーマかもしれませんが、今、厳罰化等を内容とする少年法改正の動きがあります。2014年1月末から6月にかけての通常国会で提出されないか、とても心配な状況です。このテーマについて少し取り…