題無(だいなし)

弁護士 馬上 融

1 2011年11月17~18日恒例の事務所旅行に行ってきました。

行先は、
 宮城の松島・瑞巌寺そして世界遺産に指定された岩手県の中尊寺・毛越寺です。


 東日本大地震以降観光客が少なくなったようですが世界遺産に指定された後は、少しずつ増えてきているようです。

大震災によって多くの犠牲者が出ましたが金色堂を参拝して冥福を祈ってきました。

 金色堂というと芭蕉が中尊寺の本尊のように思っている人もいるようです。芭

蕉も私だちと同じ中尊寺の観光客だったのです。

俳聖芭蕉の像に手を合わせかねない観光客もいるようですがどこかカンチガイしている「おじいちゃん、おばあちゃん」もいるようです。芭蕉ゆかりの地としても祭られているのですが「奥の細道」で中尊寺金色堂を本に記して紹介しているに過ぎないのです。金色堂はガラス張りなった金色に輝く3つの壇がある。

とにかく金ぴかで派手だ。修復の技術の高さには目を見張るものがある。藤原3代の中央に対して地方でもこんなに立派な仏像作れるんだとアピールしたのではないかと思った。
 ともあれ、

 

 釈迦三尊に拝礼し、毛越寺に向かった。山門を入ると左手にみやげもの屋があったので反射的に赤いフェルトが敷かれていた長いすに腰を下ろして好物のアイスクリームを買ってほおばった。

毛越寺もアイスも同次元で結構結構。浄土庭園を目指して歩いた。

 南大門につくと向こうに大泉が池が広がっている。ほうぼうに大木があり、鏡のような水面に紅葉した木々が写り出さ
れ一時の安らぎを待た。藤原時代にはここで中央への対抗意識から池に竜の船を浮かべて宴会を催したのであろう。藤原3代も中央政権に滅ぼされた。

毛越寺も寂しい浄土と化している。政府のいいなりとなる地方みたいなものだ。


 昨年のソフトボールの結果を最初にお知らせしなければと思いながら後になってしまいましたが結果は今年優勝しますとの一言を述べ来年の報告を期待してください。


 中尊寺で当事務所の所員一同の健康とご多幸を折ってきましたので必ず良い結果がでると思います。


2 新年に亀戸天神様にお参りにいってきました。丸大橋を渡り他の中をのぞいたら亀がたくさんいます。その中には飼主に見捨てられたが慈悲深い神様に見 守られながら平穏な暮らしをしている亀もいるようです。我が家の亀を天神さ
 んの他に投げ捨てるようなことなく飼い続けるつもりですと報告してきました。 亀は冬眠に入り、食事もしないので水槽の水を毎日取り替える仕事もなくのん びりしています。。

 我が家の亀は動かずじっとしているので保育園児も「亀さん起きて」と何度も大声を出してと叫んでも反応しません。


  園児の中には冬眠中の亀を棒で突いて起こそうとする「悪」もいますが亀は新緑の春まで無視です。

保育園、幼稚園、小中高の先生は、児童、生徒に自分のことを先生と言いますがどうして先生というのかわかりません。

どなたかその起源を教えてください。


  吉田兼好という生臭坊主の「徒然草」の書に酒を勧め、無理に飲ませておもしろがる人がいる。

人目をみはからって酒を捨て、スキを見てその場を逃げ出そうとするのを、捕まえて引きとどめ、むやみに飲まされて前後不覚に陥り倒れてしまう。酒を勧めるのはほどほどにしなさいという。


  そうは言うものの大変に懇意にしている方から「ほんの少し飲んでください」と言われるのは大変うれしい。酒を酌み交わすことでますます親密になるのはうれしい。酒飲みは愉快で無邪気なものであると語っている。吉田さん自身酒好きだからなのかわけのわからないことを言っている。酒もほどほどなら人と親密な関係をつく出す良薬として使いたいものです。新年に酒を飲み愉快になって裸踊りする人もいるが今も昔も変わらないことのようです。

両国の回向院では江戸時代の盗賊ねずみ小僧次郎吉の墓の前にある石を削って合格祈願する親子が参詣していた。皆さん是非合格してね。