7月1日、自民、公明両党は 憲法の解釈を変えて集団的自衛権を行使し得るための閣議決定案を正式合意しました。
集団的自衛権の行使ができる、とは、わが国が外国から攻撃されていなくても、自衛隊が海外に出かけて行って武力行使をすることができるということです。
従来、政府は、憲法9条の下では、たとえアメリカが他国から武力攻撃を受けた場合でも、自衛隊が集団的自衛権を行使してその武力行使を阻止することは、自衛権行使の必要最小限度の範囲を超え、平和憲法に反して許されない、としてきたのですから、今日の合意は、日本の平和主義を根本から変えてしまうものです。
憲法解釈を見直してでも対応するほどの緊急事態などないのに、政府は結論ありきで事を急いでいます。
諸外国に滞在する多くの日本人は、日本が断固平和主義を守っているということで信用もされ、攻撃を受けてこなかったのに、今後は攻撃対象となるでしょう。日本国内もアメリカと同じようにテロの脅威にさらされるようにもなるでしょう。
日本国民の大多数は、集団的自衛権行使、見直しに反対で、憲法9条を誇りに思っているということを声を大にして言いたいです。
近時予定されている反対行動は、 7月17日(木)17時半に日比谷公園からのデモ行進です。
どうぞご参加下さい。