事務局 渡島 徹
この度の東日本大震災により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
被災された皆様とその御家族に方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
そして被災地の一日も早い復興を願っています。
2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とするM9.0の大地震が起こり、それに伴い、津波も発生し東北地方に多大な被害を及ぼしました。 自身も、7月に被災地に入り、現在までに計5回被災地入りし、ボランティア活動・現地視察を行いました。
初めて現地に行った時の被災地は今でも忘れません。鉄骨のみを残した建物、土台のみを残した建物、すべてに絶望しました。
そんな中、現地では終わりの見えない瓦榛の撤去作業から、仮設住宅での無料バザーと聞き 宮城県女川町の中心地。津波の破壊力が伺えます。 取り調査等を行い、改めてこの国で起きている惨状の凄さに気がついた感じがします。
私たち東部事務所でも、街づくり懇談会の企画で千葉県旭市と香取市の現地調査に向かいました。
まず旭市は、津波の被害が甚大な所で、今回の震災で県内最多の13名の命が失われました。視察当時は8月下旬でしたが、津波被害がわかる建物もあり、多くの被災者が野球場に建てた仮設住宅に住んでいます。
更に香取市では、津波で
はなく液状化現象の被害が大きい所です。 自分の目で見たことはなかったので、住宅街をめぐり様々な所を見ました。
家が傾いていたり、学校の水飲み場が大きく盛り上がっていたりと、この辺りは地震による直接の被害が大きいように見えます。
今年は、震災元年。現在までに死者・行方不明者は2万人弱を数え、いまだに多くの方が仮設住宅で暮らしています。
今後、私たちの国で起きたこの大災害を風化させないために、被災地の方はもちろん、被災地に足を運んだものとして、この震災を語り継ぎ、必要となれば、また足を運び少しでも被災者の役に立ちたいと思います。
写真:千葉県旭市の中学校。液状化で地面が盛り上がる様子